ここでは身代わり少女の攻略、パズル解説をしています。
ついでに作中に出せなかった小ネタなどもあります。

身代わり少女:TOP
海底水槽:TOP




◇攻略(ヒントやフローチャートなど)
フローチャート
日記の錠前
アルバムのパズル

◇解説(どうしても分からない方推奨)
日記の錠前:解説
アルバムのパズル:解説


◇小ネタ(無駄な裏設定)
キャラ設定
死神について
試練について
黒い人形について
おまけ:亜八子の日記



マウスをドラッグして反転してご閲覧ください。

◆フローチャート
@二階の左上の部屋、左上の本棚を調べ日記を発見する。

A風呂場洗濯カゴからピースを入手し、和室押入れを調べる。

B日記を開け鍵を二つ入手。二階上の部屋へ。

C上の部屋で鍵を入手後、一階左上の部屋へ。

D左上の部屋で鍵を入手後、二階左下の部屋へ。

E左下の部屋で鍵を入手後、二階右下の部屋へ。

ED3

F和室での合流イベントを終えた後、風呂桶を右から調べ鍵を入手。

G一階左中央の部屋へ。奥へ行ってから入り口へ戻るとイベント発生。
この状態で二階左下の部屋へ。


ED2

Hイベント後中央テーブルのボールを調べると鍵を入手。

I一階左上の部屋の仏壇の鍵を開けヒントを入手。

J一階階段と玄関の間の壁を調べると階段下の部屋を発見。

K上中央の棚の紙と右下の紙を調べると入り口でイベント発生。
この状態で二階左下の部屋へ。


ED1

余談 見事なまでの鍵ゲーになりました。






◆日記の錠前:ヒント
ヒント@メモの問題を読んだ後、
二階廊下のカレンダーを調べるとヒントが得られます。


ヒントA壱へと繋ぐ壱のもの=答えが『壱』であり、
さらにその次に『壱』が来るということです。


ヒントB問題文中の数字の意味は、
零=三十
壱=三十一
八=二十八
九=二十九


ヒントC羅列とは二つ以上の並びです。
つまり、答えは二桁ではありません。


ヒントD答えはひらがな4文字です。
変換などせずにそのままの言葉を入力してみて下さい。




◆アルバムのパズル:ヒント
ヒント@同じ部屋の左の豚の貯金箱を割ると、
ヒントの書かれたメモを読むことが出来ます。


ヒントA詩の内容は少女視点です。
山の向こうとはつまり、少女から見た山の向こうです。


ヒントB使わないピースがあります。
また、2回以上使うピースがあります。


ヒントC合間に、ということは
何かと何かに挟まって、ということです。


ヒントD二回使うピースは、波です。
使わないピースは、猫です。


ヒントE歌を表しているのは♪です。
右側に少女の絵があり、私とは少女のことですので、
私の方=歌は少女の近くにある、ということになります。









◆日記の錠前:解説


◇問題

拾弐で巡る返らぬもの
今の最後は零か壱か
たまには九で終わるだろうが
私を開くは壱のもの
それは羅列を持ちはせず
壱へと繋がる壱のもの


◇答え
七月(しちがつ)


◇解説
・拾弐で巡る
→12で一周する。

・返らぬもの
→時は戻らない的な意味で。

・今の最後は零か壱か
→最後の一桁が0か1、つまり30日か31日か。

・たまには八、九で終わるだろうが→
上と同じで2月は28日で終わるので。閏年だと29日。

・私を開くは壱のもの→
つまり31日で終わる月。31日で終わる月は、
1月、3月、5月、7月、8月、10月、12月。

・それは羅列を持ちはせず→
ら‐れつ【羅列】
[名](スル)連ね並べること。また、連なり並ぶこと。
goo辞書先生より。
羅列、並んでいる数字ではないという意味。
つまり10月、11月、12月はなし。
ここが意味分からなかったのかも。

・壱へと繋がる壱のもの→
31日の次に31日が続く月。
7月と12月があるが、12月ではないので7月。






◆アルバムのパズル;解説

◇問題


時が過ぎて月も眠り
山の向こうへ旅に出た
静かな海の波の合間から
また新しい日が昇る
山と海を繋ぐ川は
眩しい日差しを浴びて輝き
草木は風に揺られて歌う
海を越えて、海を越えて
私の方へ、私の方へ

・ピース
日、月、波、♪、猫、川。
・左から二番目に山が固定されている。
・板の右側に少女の絵が描かれている。


◇答え
月、山、川、波、日、波、♪。


◇解説

・山の向こうへ旅に出た→
少女から見た山の向こう、
右側の唯一開いている端に月を配置する。

・波の合間から〜日が昇る→
波と波で日を挟む。

・山と海を繋ぐ川→
山と波(波=海)の間に川を配置。

・歌う〜海を超えて、私の方へ→
歌=音符を女の子の方へ配置。
草木が生えている山から、海=波を超えて
少女の方へやってくるという意味でした。

この条件を元にはめこんでいくと、答えの配置になる。
猫は逃げました。






◆小ネタ集

・キャラ設定
柏木瞳:身代わり少女では5歳。
来年には小学1年生になるため、
圭子のおさがりのランドセルが部屋にある。
2年前に養子に迎えられた。旧姓は六条と草山。
信頼できる人間がいなかったためか、
柏木家に来た当初は暗い性格だった。
亜八子の趣味の影響か、ホラーに耐性がある。


柏木繁:45歳。作家。
温和な性格で、瞳ともすぐに打ち解けた。
亡くなった妻の遺した上二人の子にも
とても大切に接している。
よく実年齢よりも若く見られる。
高確率で娘たちと歩いていると、
恋人か兄弟と間違えられるぐらい。


柏木圭子:24歳。会社員。
柏木家次女、柏木家で一番元気のいい人物。
仕事を楽しんでいる様子。
割と高収入の部類に入る。
彼女が働いているお陰で金銭に余裕があり、
繁も不安定な仕事を続けられている。
昔から少女漫画などが好きで、
恋愛に興味があるらしいが機会がない。


柏木亜八子:享年26歳。
柏木家長女。
母親の病気が遺伝してしまったのか、病弱。
基本的に家で家事手伝いをしている。
母親似の優しい性格でホラー好き。
1年前から余命宣告をされ、多少混乱していた。
たまたまオカルトサイトで見かけた
死神の身代わりの儀式を行ってしまう。


草山善弘:48歳。会社員。
繁の兄。転勤のため柏木家に居候中。
面倒見がよく年下に人気がある。
自分のことは二の次という損な性格をしている。
未だに独身なのは、
なんだかんだで女運が悪かったのも一因。

余談:叔父って字によって弟か兄か代わるのですね。
正確には伯父です。申し訳ない。








・死神について
どこの宗教の死神の引用とかはありません。
強いて言うなら引用無しのオリジナルの宗教です。


死神はその人にとって、
一番優しい人物の姿に見える。
その人間と一寸違わぬように語り、動き、
命を落とす恐怖を和らげる。

そのため死神の本当の姿を知る
人間は存在しない。
人間ではないものには、
死神の本来の姿を見ることが出来る。

しかし元が人間だった者には、
死神の姿が不安定に見える。
優しい人間に見えたり、死神の姿に見えたり。



死神は試練を与えることで
人間を救うことがある。
試練の多くは対象が持つ重要な記憶を一度消し、
それを元に仮の世界を作り上げ、
その世界を巡らせるというもの。

勿論、記憶を取り戻せなければ試練は失敗。
試練を成功するには、
取り戻した記憶を使って何かしなければいけない。

それは誰かを説き伏せる為に使ったり、
自分が覚悟を決めるために使ったり、
対象によってさまざま。


死神は必要によっては記憶から助け人を影として作る。
(今作では善弘おじさん)
記憶の影は死神の眷属であり、
試練の重要な部分では手助けはしない。
影は記憶から作られた人格を持ち、
その人格のまま対象に接する。

記憶の引用元は試練を行っている対象ではなく、
その助け人本人。
(身代わり少女で言うところの、瞳の記憶ではなく
善弘おじさんの記憶から作られている)

よって、本人の知らない情報を使って手助けしてくれるかもしれないが、
同時に対象を恨んでいた場合、邪魔をする存在にもなりうる。
つまりは『日ごろの行い』が重要になってくる場面でもある。

記憶の影は死神によって作られた為、
死神の管轄する事柄を知っている。
但しそれを本人に伝えることは出来ない。
もし伝えようとしても口が回らなかったり声が出なかったりするだけ。



死神も元は人間だった。

死神は生前、とある小さな国の武将だった。
彼には一人娘がいたが、とても重い病気にかかった。
余命わずかであろうと言われていたが、
戦続きで傍にいてやることが出来なかった。
案の定とある戦の最中に娘は死亡、
死に目にも立ち会うことが出来なかった。

一人娘は、もう一度だけでも会いたいがために
人食いの物の怪になった。
彼女は死んだことによって、
自分の家の場所さえ忘れてしまったのである。

物の怪になれば、英雄扱いを受けていた父が
自分を退治にやって来るのではないかと思ったのだ。
もう一度、会えるのではないかと思った。
年端も行かない娘の考え付いた苦肉の策だった。

噂を広めるために人を襲っては、父親ではない人間を食べた。
ついに彼に討伐の命が下り、彼女は父と再び会うことが出来た。

彼は物の怪と化した娘を討った。
物の怪は、何の抵抗もしなかった。

そして彼は、すぐに自ら命を絶ったのだ。
娘の魂をもう迷わぬよう、あの世まで運んでやるために。

その願いは叶えられ、娘をあの世へ運んだ後も
死神として役目を果すことになった。

娘が一番優しいと思っていた父親は、
命尽きる者にとって、一番優しい人間の顔になった。











・試練について
試練を行う場所は死神が作り出した記憶の世界。
では世界がどこに作られるかというと、
とあるあの世とこの世の狭間の場所に作られる。

試練を行う度にそこは作り変えられるが、
試練に失敗した者たちは消えない。

魂を奪われた者は、生物では無くなる。
体は現実の世界で死に、魂は身代わりによって奪われる。
試練の世界に残るのは、魂から引き剥がされた精神。

精神は無意識的に魂を求め、仲間を増やそうとする。
それはここから永久に出られないという
悲しさや寂しさを癒す友達が欲しいからである。

さまよう精神はやがて黒い煙のような実態を持ち、
試練を行う人間を失敗させようとする。
魂と精神のつなぎ目を喰らい、
(体で表すと心臓)
精神を闇へ連れ去ってしまう。

永遠とも思える月日をそこで過ごした精神の影は、
ゆっくりと体を黒から赤へと変える。

ここに囚われいるのか、
それとも最初からここで生まれたのか。
それされ忘れてしまった精神の影は
危害を加えることのない赤い影へと変化する。

試練の最中はこちらを襲ってくることはないが、
さも恨めしそうに多くの目で見つめて驚かせる。

彼らは絶望する精神を、黒く染めて影にする。
それは、自分の居場所を知っていることに嫉妬している為。
早く自分たちと同じように、忘れさせてしまいたい。

やがて自分さえも忘れてしまった時、
やっとその精神は消滅する。







・黒い人形について


黒い人形は不思議と心を落ち着かせる。
ED1で瞳が抵抗しなかったり、
亜八子が躊躇ったのはそのため。

彼らは元はただの人間だったのかもしれないが、
死ぬことの無い影になった彼らは、人よりも神に近い存在になった。
少しばかりの不思議な力は使うことができ、
どこかの神のように無意識に魂を欲したりもする。

その力は、主に心へ作用する。
恐怖を与えたり、逆に癒しを与えたりする精神への力。

身代わり少女で交わされた言葉の外、というのは
死神の作った空間の外のこと。
瞳も自分の家に似たどこかというのはなんとなく感じ取っていたもよう。

黒い人形の中には、帰りたい場所がある影が複数入っている。
何故猫なのかは、多分彼らが好きだから。







・おまけ:亜八子の日記

サイト移動のためにフォルダを整理していたところ、
作ったはいいが日の目を見なかった亜八子の日記がありました。
折角なのでここに置こうと思います。
無駄に長いです。






1/18
新しい妹が出来た。
名前は瞳。まだ3歳で、凄く可愛い。
言葉も覚束ない。
でも、何かに怯えている。
何気なく声をかけると、
体を跳ねさせて泣きそうになっていた。
体に傷はないし、
父さんは虐待されてた
わけじゃないって言うけれど。
だったら瞳は、
怒られる時にしか声を
かけられなかったんだろうか。
母さんが気にかけてるの、
分かる気がする。
最初は自分の病気も大変なのにって
思ったけれど、
それなら私がかわりに
可愛がってあげればいいのよね。



7/8
今日も暑い。
体の水分を太陽に全部
取られた気でいたけれど、
さっきまで涙が止まらなかった。
母さん、死んじゃった。
眠るみたいにさ、ちょっと笑ってた。
我慢してたけど、泣いちゃった。
母さんは泣いてなかった。
どうして、母さんは
あんなに強いんだろう。
圭子もボロボロ泣いて、
父さんにぴったりくっついて。
父さんも泣いてなかったな。
強いな、父さんも。
そう、瞳も泣いてた。
最近、凄く笑うようになってたから
泣き顔なんて久しぶり。
でも、見たこと無い泣き顔だった。
瞳にとっても、
ちゃんと母さんだったんだよね。
私もお姉ちゃんで居られているかな。
母さんの残したもの全て、
守りたい。



12/28
私も病気だって。
しかも死ぬ病気。
余命1年だって。
最初は急に言われても、って思って。
それから怖くなった。
母さんのお葬式思い出して、
だって母さん、棺おけの中で、
綺麗だったのに、動かなくて。
骨になってやっと、
もう会えないんだって思った。
私も、骨になるの?
私も動かなくなって、
燃やされて、終わるの?
母さん、お願い、
まだ連れて行かないでよ。
圭子はあんなに元気なのに、
一緒に洋服買いに行く約束したのに。
瞳だってお姉ちゃんって、
呼んでくれるようになったのに。
父さんが新しい本書いてるんだよ?
私、読みたいよ。
父さんの本大好きだもの。
母さん、なんで、なんで私なの。



4/30
生きたい。
死ぬのが怖い。
そう毎日思って、それが辛くなって、
どうせなら早く死にたいと
思うようになった。
母さんは30歳までって言われて、
それで44歳まで生きたんだから
長生きできるって父さんが言ってくれた。
でも、いつか死ぬんだよね。
生きていれば誰しも、
いつか死ぬなんてこと分かってる。
でも、その時間が短いだけで
怖くて怖くて仕方ない。



9/15
圭子と瞳と二人で、
電車で遊びに行った。
ずっと塞ぎこんでるからって。
おかしいな、ずっと笑顔でいたのに。
ばれてたみたいだ。
人ごみの中には流石にいけないから、
ちょっと遠出の散歩みたいだった。
本屋に入ったり、アイス買ったり、
何気ないことも凄く楽しかった。

楽しかったから、かな。
楽しいまま、今すぐ死にたい。
その時は本気で思って、
帰りの駅にわざと薬を忘れた。
でも、いざ苦しくなると、
生きたい、生きたいって思って。
心配する圭子や瞳に、
なに迷惑かけてんだろうって思って。
馬鹿だ。
私は、馬鹿だ。

母さん、なんであんなに強かったの?
どうしたら、私、強くなれる?
未だに薬を飲まないと眠れない。
怖くて。



9/29
暫く見てなかった、
オカルトの掲示板に行ってみた。
死にかけの人間からしたら、
なんだか化けれそうな気がして。

そこにね、書いてあったの。
身代わりの方法。
死を、押し付ける方法。

大事な人を、死なせて、
その魂を自分のものにする。

だめ?
やっちゃ、だめなの?
なんで、だめなの?
なんでわたしなの、
なんで私なの。

今日ね、瞳が言ってたの、
助けたいって。
お姉ちゃんのこと、
助けたいって。

瞳、助けてくれるんだ。
助けて、くれるんだよね?



9/30
瞳を身代わりにした。
儀式を行った。
後悔してる。
後悔しかない。

今すぐ取り消せるなら、そうする。
でも、無理だ。
分からない、自分でも分からない。
死にたくない自分が、
体を乗っ取ってる感じがする。

止めて欲しい。
だれかに、止めて欲しい。
助けて、誰か助けて。
父さん、圭子、おじさん、
母さん、瞳、
瞳、助けて。
お姉ちゃんを助けて。

お姉ちゃんを殺して。









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